出発する前は不安いっぱいだったみんなが、この報告会では自分の言葉でしっかりと現地での様子を話してくれ、向こ うでの経験がどれほどのものであったのか感じることができました。日本とは生活様式も文化も全く違うモンゴルで体験した数々のことは、彼らにとって大きな 自信になったことでしょう。
当協会の藤原会長からは、「この訪問は先輩方が交流して発展させてきた”宝箱”。しっかりやってきて欲しい。」 と、使節団への期待を込めた言葉が贈られました。また、それを受け稲葉団長からは、「団長としてモンゴルを訪問する機会を与えられ、喜んでいる。剣道や盆 踊りなど、日本の文化を披露するとともに、一皮むけて帰ってきたい。」と、目前に迫った派遣に気持ちも高まっている様子でした。
派遣期間は8月5から12日までの8日間で、モンゴルの一般家庭にホームステイしたり、自分たちでゲルを設営し宿泊したり、乗馬をしたり、とモンゴルの人々、そして大自然に溶け込んで様々な体験をする予定です。派遣の様子は、使節団が帰国後またご報告いたします。
研修生は前半と後半、二度に分けてホームステイで市内但東町の各家庭に滞在しました。中学生8名は市内の1中学校 と4小学校を訪問し、地域の子供たちと交流を深めました。また、モンゴル博物館、コウノトリ文化館、竹野シュノーケルセンターなども訪問しました。お別れ 会の場では、多くの子供たちよりコウノトリについての感想が聞かれ、当市の取り組みに対し非常に興味をもってくれた様子でした。 一行は15日の飛行機で 無事帰国の途につきました。
Sain baina uu (サンバイノー) ※モンゴル語で「こんにちは」
モンゴル国とは、旧但東町より隔年で友好訪問団の派遣、モンゴル国か ら中学生を中心として研修生の受入れを行なっており、但東地域住民や子どもたちとの交流を10年余りにわたり継続してきました。本年は、中学生をはじめと する使節団(13名)を派遣し、モンゴルの自然環境や人々の暮らし、文化などを体験することにより、自らの生活等を見つめなおす契機とし、更なる国際感覚 を身に付けると共に、培われてきたモンゴル国との交流をさらに発展させることを目的としています。